夢ならいつまでも2人きりなのに

好きなものを好きなだけ

ロベスピエールが主役のミュージカルが見たい

 

見たい(真剣)

 

東宝版1789初演からもう1年半近くたつんですね、早い。

1789の頃から思っているんですが、もうミュージカル「ロベスピエールが見たすぎて見たすぎてずっとジタバタしてるんです。独裁者、恐怖政治といったイメージが強い人物ですが、元々は誰よりも国民の立場に立ち、理想に燃える人物でした。

ロベスピエールが出てくるミュージカルでいうと、前半が1789、後半の恐怖政治時代がスカピンになりますが、通して見たいんですよ。何が彼をテロリストにしたのか、その変化を描いてほしい。ミュージカル1本作れるくらいドラマのある人物だと思うんですよね、ほんと誰か作らないかな?!

 

…と、私ロベスピエールのこと知ってます顔しましたが、まあお察しの通り1789の古川ロベスピエールが最高で湧いて出たにわかなので、詳しいことは全然知らないわけです。無知蒙昧こそ人間の最大の悲劇なり。

そんな自分の圧倒的な知識不足からどんな作品が見たいと言えないのがもどかしくて、ついに(やっと)小説フランス革命を読み始めました。本当は1789の予習に買ったんですが、ロベスピエールのロの字が出てくる前で止まってました。だってなんかずっと知らない人(※ミラボー)の話なんだもん。

でもこれが読み始めるとめちゃくちゃ読みやすくて、普段まったく本を読まない私でも2週間で4巻まで読み終わりました。(まだあと14巻あるけど…)

 

3巻でバスティーユ襲撃が終わり、人権宣言が採択されるところまで進みます。1789のラストまでですね。

こう読んでみると、1789を作品としてまとめるのにどこをどういじっているかとか、逆にここがこうなってたのはこういうことだったのか、とか分かるところがあっておもしろかったので、忘れないうちにメモしておこうと思います。

本当は全巻読み終えてから「こういう作品が見たいんだ!」って言いたいんですが、いつになるか分からないので…アウトプットしないと忘れちゃうし。笑

 

1789、スカピン、小説フランス革命の4巻まで、薔薇に隠されしヴェリテ(乙女ゲーム)、あとたまにWikipediaの知識で知ったかぶりして語りますのでなんか間違ってたらすみません。

 

 

1789の革命家はそもそもひとくくりにはできない

1789の革命家といったらロベスピエール、ダントン、デムーランの3人組ですが、この時期の3人の立場は微妙に違っています。共通点は学のある小ブルジョワの弁護士ってことです。

 

まずロベスピエールは国民に選ばれた全国三部会(ラマールが歌ってたやつ)の議員です。「代議士のロベスピエールです」って自己紹介するのがこれですね。もとは孤児ですが、名門ルイ・ル・グラン学院を首席で卒業した秀才で、30歳の若さで議員になります。

ちなみに三部会はその後第三身分を中心とした国民議会(ロベスピエールがめっちゃかっこいいソロ歌ってる頃(※球戯場の誓いしてる頃)がこれ)、憲法制定国民議会(バスティーユ襲撃してる頃がこれ)と名前を変えていきますが、ロベスピエールは引き続き議員として活動します。

 

デムーランもルイ・ル・グラン学院の出身で、ロベスピエールの同級生だったり2学年後輩だったりします。どっちやねん。1789とWikipediaでは同級生、小説フランス革命では2学年後輩でした。

リュシルの父に結婚を認めてもらいたくて全国三部会の議員に立候補するも落選します。1789でロベスピエールが「我々の仲間の弁護士」って紹介するのは議員じゃないからですね。本業は作家かな?ジャーナリスト的な側面の強い人です。

1789では「僕たち婚約したんだ!」って明るくパレロワイヤルに入ってくるけど、実際にはこの時期リュシルの父親に断固反対されています。何せ、武器を取れと民衆を煽ってバスティーユ襲撃のきっかけを作ったのも、リュシルの父親に認められるような人物になりたい一心でした。可愛いな~。

 

ダントンはよくわかりませんでした(?!)いやね、小説フランス革命だとバスティーユ襲撃よりも後になって初めて名前が出てくるんです。市民活動家って感じが強いのかな。

デムーランとはもともと友人なのですが、ロベスピエールと知り合うきっかけは、ダントンが憲法制定国民議会に傍聴に行った際にロベスピエールの演説に感銘を受け、デムーランに紹介を依頼したことでした。

そう、小説の通りだとロベスピエールとダントンが知り合うのは1789より後なんですよね。えーどっちなんだろ。関係性重視のオタクとしてはそことても重要。個人的には、ダントンの「すごいやつがいたんだ!ロベスピエールっていうんだけど…え?デムーラン知り合い?!紹介して!」からの、紹介されたデカイ男にビビるロベスピエールの流れがおもしろかったので憲法制定国民議会推しです。 

 

 

1789での登場シーンについて

1789では3人組のような感じの位置づけですが、3人同時に出てこないシーンがいくつかあります。

多分この3シーンかな?

なんで〇〇出てこないん?って思いませんでした?私は思った。ロベスピエールもパレロワイヤルしてよ!って思った。でもその馴れ合わない感じも好き。

 

まずデムーランの演説ですが、

「パリは飢えてる」「代議士のロベスピエールです、我々の仲間の弁護士カミーユ・デムーランを紹介します」「全国三部会を開くのです」

舞台がパリであること、ロベスピエールが議員であること、デムーランが議員ではないこと、三部会開催前であることが分かります。ロベスピエールはアルトワ管区の議員なので、少なくともアルトワ管区の選挙は終わったあとのパリということになります。デムーランは選挙前か落選後ということになりますが、パリに出てきてるということは落選後かな?ちなみにデムーランは故郷であるギーズで出馬しています。

ダントンがいない理由って言われるとこれ!とは言えないのですが、三部会の議員に立候補した2人が「全国三部会を開くのです」と発言している、と考えれば違和感はないかな?ダントンはバスティーユ襲撃が起きてからその思想に共感して革命に参加するらしいんですよね。まあ1789だとバスティーユ襲撃してるんだけど。あと単純にこの二人同窓生だしね。

 

次にパレロワイヤルです。

パレロワイヤルにいないロベスピエールが他の2人と違うのは、「議員である」ということです。

パレロワイヤルはパリにありますが、ロベスピエールが議員として日々出席している三部会はヴェルサイユで開催されています。そもそも活動範囲が違うんです。パリからヴェルサイユは20kmほどあるようなので、当時の交通手段ではそんなほいほい移動できませんね。

ここは単純に、ロベスピエールは三部会に出てるからいない、でいいと思います。

 

最後に三部会。

上から分かるように、三部会の議員なのはこの3人の中だとロベスピエールだけです。 だから、ラマールの三部会の歌にはロベスピエールしか登場しなかったわけです。宝塚で3人とも三部会にいたのは多分宝塚の事情なんだと思います

で、逆に東宝で突然登場したミラボー。歌の途中で説明されていたように、貴族でありながら第三身分(平民)代表として議員になった人なのですが、大変な雄弁家で、当時の第三身分はほとんどミラボーが率いていたと言って差し支えなさそうです。誰とか思ってごめん。すごい人だった。

この頃のロベスピエールミラボーを慕っていて、小説では常にセットで出てきます。当時ロベスピエールはほとんどモブ議員で、頭角を表すようになるのはバスティーユ襲撃よりも後の事です。

 

三部会を行っていたムニュ・プレジールが閉鎖され、第三身分は議会から締め出されます。第三身分の議員たちは球技場に議会を移し、憲法が制定されるまで解散しないと宣言します。これが「球戯場の誓い」です。

1789だとここで「誰のために踊らされているのか?」というロベスピエールのめっちゃかっこいいソロが始まるわけです。

 

 

そもそもバスティーユにはデムーランしか行ってない

まじかーい!ってなった。まあ、大事なのは見栄えです。

小説では、ミラボー(とロベスピエール)がデムーランを焚き付け、バスティーユを襲撃させます。ヴェリテだとデムーランが勝手に演説してロベスピエールたちはむしろあのバカ!って感じだったような気がする(ヴェリテのデムーランの出番は台詞3つくらい…)。

民衆の蜂起には(議員でなく)民衆が声を上げるべきということなんだと思います。それを更にわかりやすくしたのがロナンって存在なんだろうな~。

 

 

 

小説だと、ロベスピエールがもっとキャンキャン鳴いてる若造感が強かったり、デムーランがロベスピエールに対して引け目を感じ過ぎだったり、ダントン…はあのまんまだった。なかなかおもしろいです。

この後3人はバラバラになって、ロベスピエールが2人を処刑したりするわけです。あ~早く読みたい!

1789以降だとタレイランとかもなかなか強烈なキャラをしてて、ミュージカルにするならこの人もプリンシパルかなーとか思いながら読んでます。鬼のように地位と気位が高くて、更に顔がいい。私は神だとか言いそう。うーん、雄大くんタレイランもいいなぁ…分身してくれ。

 

…と、これを書いているうちに5巻が読み終わりました。5巻でサンジュストから手紙が来ました。出た!革命の大天使!ヴェリテでヒロインに対してロベスピエールさんにはもっと知的な男性が似合うのに」とか言い出したあたりからコイツやべえなって思ってるので、小説ではどんな感じか楽しみです。

頑張って完走したいと思います!