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夢ならいつまでも2人きりなのに

好きなものを好きなだけ

ミュージカル「刀剣乱舞」~三百年の子守唄~ 感想

刀ミュ行ってきました~!刀ミュはトライアルと阿津賀志山だけ見てます。幕末は見てないです。

刀剣乱舞自体の知識はゲームをちょろっとやった程度で、池田屋から進めず止まってます。今回の出演キャラクターで持っているのは石切丸、青江、蜻蛉切、大倶利伽羅。物吉と村正は持ってないので、村正がCV諏訪部らしいってことくらいしか知りません。そんなにわか視点の感想です。

※肯定的な意見ばかりではないので、その点ご理解いただいた上でお読みください。

 

歌について

まず何より歌が上手かった…特に村正派。なんていうかお腹の下の方から声が出てる。ほんとキャスト発表された時は本気出してきたぞってびっくりしました。あと大倶利伽羅も上手かったです。石切丸も以前より上手くなりましたね。

でも私、冒頭は「歌は上手いのにトライアル以上にミュージカルじゃないな」って思ってました。

 

始まってから3曲くらいだったでしょうか、この曲2幕でやったらいいのに…って思いながら聞いてました。

私がトライアルを見た時の感想は、「カッコイイ曲を間に挟むストレート」でした。あくまで個人的な意見ですが、ミュージカルかそうでないかって歌唱力の問題じゃないと思ってるんです。私は「その時の感情を曲に乗せる」のがミュージカルだと思っているので、劇中で歌えばなんでもミュージカルとは思わないんですよね。トライアルは歌があまりにも唐突で、曲がストーリーをぶった切って行くのを見たときは、これストレートでよくない?って思いました。後から、曲単体でカッコイイ曲を意識的に作っていたという話を聞きましたが、2幕あるんだからそっちでやればよくない?って思います。

阿津賀志山では義経戦でミュージカルらしい曲が増えてました。ミュージカルっぽくなってよかったなぁという気持ちと、あとからミュージカルらしい曲を追加したせいでなんだかちぐはぐだなあなんて気持ちで見てました。でもこれは後から追加したせいだから仕方ないし、どう考えても歌が必要なシーンだったので、改善の姿勢が見えるのはいいことだなぁなんて思っていたら…今回もそうだった…最初3曲くらいがカッコイイ曲でそのあとはミュージカルって感じでした。蜻蛉切の曲とか良かったのに…どうしても2幕だけではだめなのか。

 

私が「ミュージカル」というワードに敏感すぎる自覚もあるので、気にならない人には気にならない部分だと思います。実際、普段ミュージカルを見ない人の視点に立ったらきっとこういうカッコイイ曲の方が楽しいと思うし。でもやっぱりこれがミュージカルだと言われると、うーんって思ってしまうところはあります。後から考えれば、例えば村正の自己紹介みたいな曲はあえて異質な感じを出してるんだろうなと思えるので、次見たら違和感なく受け入れられるのかな。

それ以上に、村正の自己紹介っぽい曲はキーが高すぎてかわいそうでした。よくここまで歌えたなぁと思う一方で、音響がクソなのも相まって初見では何言ってるのか分かりませんでした…刀ミュってどうしてこんなに高いキー歌わせるんですかね?既存曲の作品だって役者に合わせてキー変えることがあるくらいなのに、今回用に新しく曲作るんだから役者のキーに合わせればいいのに…なんでわざわざそんな無茶するのか疑問です。誰もそのキー求めてないって。

 

ストーリーについて

松平家(後の徳川家)が時間遡行軍の手によって壊滅させられてしまう。唯一生き残ったのは後に徳川家康と呼ばれる幼子。刀剣男士たちは死んでしまった松平家の重臣に成り代わって生きることで徳川家の再興を目指し、無事この幼子を天下人とすることで歴史を正しい姿に戻そうとする。』

的な感じでした。蜻蛉切と物吉と村正が徳川に関係のある刀なのは見ていて分かったのですが、ほかは今ひとつ分かりませんでした。みんな徳川にまつわる刀なのかな?team徳川with…?

日本史が全然分からないので、刀剣男士が演じている歴史上の人物はギリギリ何人か名前を知っている程度でした。今も誰だったか覚えてないけど、知らなくても話を理解するのに特に困ることは無かったです。とりあえず本多忠勝だけなんとなく分かれば大丈夫だと思います。(私は完全に戦国BASARAガンダムを思い浮かべてました)

 

話としては全体的になかなか好きでした。静かに進む感じも、歴史をあるべき姿に直していくという新しいアプローチなのもおもしろかった。友人は、歴史に介入しすぎじゃない?って言っていたのですが、そのあたりの原作に照らしたあるべき論は詳しくないのでよくわかりません。知らない分には違和感なかったです。(松平家滅亡前に戻ることはできないの?って疑問はあるけど)

ただ、石切丸という人が良く分からなくなりました。大倶利伽羅の「こんなものか」って言い方は確かに良くなかったと思うけど、それが「足りないなら相手をしてあげよう」になるのはちょっと驚きました。阿津賀志山で意外と頑固なんだなとは思ってたんですが、前回は余裕があったけど今回は余裕がなかったってことなのかな…でも仲間に刀を向けるほどっていうのはびっくりしました。戦を嫌がっていた人の墓石の前で刀を抜くっていうのも…。私の持っている知識だけでは今回の石切丸のことは解釈しきれなかったので、上手く整理されてる方がいたら是非考察が読みたいです。

石切丸の闇落ち(の匂わせ)は、検非違使だか時間遡行軍だかが元刀剣男士?っていう都市伝説?的なものもあるみたいだし、そういうところと繋がって楽しいんだろうなぁと思いながら見てました。その力は危険だ~!みたいなこと言ってたし、そういう闇の力みたいなのがあるってことなんですよね?(曖昧)でも、公式で闇落ち匂わせるのはちょっとビビったし、その闇の力は真剣必殺じゃダメだったの?とは思いました。あんなに脱ぎたいし脱がせたい人いるのに今回真剣必殺無いの?!笑

 

そう、真剣必殺が無かったこともあってか検非違使戦が地味でした。あとは大階段が狭いからかな。過去の全面の大階段は宝塚かよ!って思うので舞台装置としては今回くらいの方が好きなんですが、使える面積が減る分やっぱり迫力には欠けますね…最後の方とか全員段上で横並びで戦ってるからなんだか絵面が今ひとつ…。

この場面、中途半端に戦うよりいっそ戦闘は無くても良かったんじゃないかなって思います。石切丸が斬れない→生き残ってしまう→検非違使登場の流れは確かに分かるんだけど、唐突に出てきて特に戦闘が盛り上がるでもなくピカッて光ったら○年後で…唐突に始まって唐突に終わった…って印象は正直あります。折角戦うならもっと盛り上げて欲しかったなぁ。

ここからは完全に個人的な好みなんですが、私はあそこで村正に斬って欲しかったです。「こういうのは妖刀の仕事ですよ」とか言って。でもそれじゃ史実通りじゃないってことなのかな…いやでも○○として生きてる時点で全然違うし、最終的に生きてるべき人が生きてて死んでるべき人が死んで辻褄が合えばいいって話なんですよね?そもそも6人じゃ死んだ重臣の再現なんて絶対足りないだろうし…。(っていうか家臣全員死んでるけど後世に生きてなきゃいけない人は足りてるんだろうか。)そしたら蜻蛉切の「自分も村正なんだから妖刀であることを一人で背負うな」的な台詞が活きるし…。

今作は全員それぞれの成長みたいなものが見えていたのがよかったなぁって思います。大倶利伽羅の話はベタだけど結構好きでした、馴れ合わない理由も分かりやすかった。あと返事がかっこいい。馴れ合わないと言いつつなんだかんだ良い子だったな…。

 

蜻蛉切の話

気付くと蜻蛉切を見てました…Spiさんすごい良かったです…めっちゃかっこよかった…私も蜻蛉切のファンサ欲しい…。

多少発声に訛りは感じたけど、歌もよかったしダンスもよかったし殺陣もよかった。そう殺陣、殺陣のキレが半端なくて…緩急のつけ方がすごく好き。これは踊れる人の体の使い方だなあって思いながら見てました。しかも、あんなに長くて重そうな槍をぶんぶん回してピタッと止める。この止めがめっちゃかっこいい、流れない。いやあ恐ろしい腕力だ。

ダンスも視線をあえて外すところが上手いなあって思いながら見てました。正面向きっぱなしじゃなくて外すところは外してて魅せ方をよく分かってるなぁ。これは殺陣の時もなんですが、体と顔の向き、顔と目線の向きを意識的に別方向に向けられるんですよね。踊ってても殺陣やってても流し目が多い…!

特にキャラとして蜻蛉切推しってわけじゃなかったんですが、最終的にほとんど蜻蛉切見てました…村正も見たかったのに…笑

 

その他もろもろ

  • 村正が良い感じに笑いとってくれて楽しかったです。井伊直政かわいい。もっくん足ばっかり見てごめんなさい。
  • 蜻蛉切が歌い出してびっくりする村正は正直笑いました。でも(ミュージカルなのに歌ってることを歌ってると解釈するのはどうなの)って怒ってる自分もいて思考が分裂した。
  • 青江も足が綺麗だった。細い。シルエットが綺麗。
  • ライブの曲は正直あんまり覚えてません…蜻蛉切が完全にアーティストだったって記憶しかない…漢道したかった。

 

刀ミュってスケジュールがクソってイメージが真っ先に来るんですが、今回はマチソワ週4なんですね。運動量を考えたらまだ多いのかな…でも改善されていてよかったです。皆様無事千秋楽をお迎えください。