夢ならいつまでも2人きりなのに

好きなものを好きなだけ

ミュージカル「フランケンシュタイン」感想

f:id:rbess:20170116073323j:image

日生劇場フランケンシュタインを観てきました!中川ビクターと加藤アンリ回。初見にも関わらずハシゴしてしまってすでに記憶がふわっとしてます。いつも以上にまとまりがありませんが書き残しておこうと思います。

 

あらすじ

19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

日生劇場『フランケンシュタイン』

 

曲について

曲が全体的にかっこよくて、幕が開く前からテンションうなぎのぼり。なんていうか、曲調とか音の高低がはっきりしていてシーンとよく合っていた印象でした。

ただ、曲そのものがかっこよすぎて歌詞が今ひとつ頭に入ってこなかった…。私、ミュージカルが好きと言いながら歌詞を理解する能力が著しく低いんです。なんていうか、言葉の前に音が入ってきてしまって、感覚で聞いてると言葉が素通りして内容が理解できないんですよね。そういう歌詞を理解することにかける体力が必要な難解な音の運びが多かったような気がして、自分の中で話が途切れてしまったところがありました…悔しい、もう一回見たい。

 

ストーリーについて

1幕前半は思ったよりビクターにとってのアンリの特別感がなくて、結構「か〜ら〜の〜?」って気持ちで見てました(厄介)。男と男の友情ってのを猛プッシュされてたからそう思ったのかも、どんな想像してたんだ私。そしたら酒場くらいからごりごりテンション上がって来て、最期に向かう流れはすごかった…恋か…そうか恋か…恋だもんね…

2幕ではアンリの頭をした怪物の恋と裏切りの話があるのですが、やっと人に受け入れてもらえた時の怪物の笑顔が本当に泣けて…純粋な子供のようでした。そうだよね、君はまだ生まれたばかりなのに。若干余計な役が多くて蛇足感もあったけど、物語に入り込めたのは2幕のほうでした。ただ、ビクターにはなんだかモヤモヤしたまま終わってしまった…。

私の場合、「そもそも怪物を創り出したのはビクターなのに」って気持ちが強いんですよね。生み出してしまったことへの負い目とか、その怪物がアンリでないにしても顔は親友のアンリであることとか、そういうものに対する情みたいなものを持っていて欲しかった…被害者は怪物なのに被害者ヅラしてるビクターのことを私は許せなかったんだと思います。地獄に送るだなんて、ルンゲを殺させてしまったのはビクターなのに。どんな復讐をされても、どこかで自分が悪いと思っていて欲しかった…でもそういうところまで含めてビクターなのかな…私にはビクターは理解できないのかもしれない…。

 

アンリはビクターを太陽だと言うけれど、私にはアンリの方が太陽に見えました。多分ビクターの側に立っていたからかな、ビクターにはあまりにも闇が多い。光が強い分闇も濃い。

あいつは呪われていると石を投げられてきたビクターにとって、アンリはやっとできた理想を分かってくれる親友で。どちらも闇で生きていてどちらから見ても相手は太陽だったんじゃないかなあ…なのに2幕には何もない…つらい…憎しみの裏にあの想い合った記憶がどこにもない…そんな…君たちこれでいいの…?良くない……(鬱)

後味の悪さは意外と無いんですが、つらい…こんな…どうして…みたいな気持ちで帰ってきました。つらいヽ(;▽;)ノってなる人と、つらい…(虚無)ってなる人がいそう(表現が雑)私は後者でした。

 

 

「君の夢の中で生きたい」というアンリの浮かべた満足気な顔が本当に本当に泣けて、加藤和樹に切ない笑顔を浮かべさせたら日本一だなって思いました。ほんと。怪物のまっさらな笑顔もめちゃくちゃ泣けた…演技の説得力がものすごい。

今までルキーニだと思ってたんですが、今回これを見てトートもありかな…?ってなりました。構図がデジャブだったのもあるけど圧がすごかった。それにしてもなんでこんなに焼きごてが似合うんでしょう、去年の春にめちゃくちゃ見たな。

そういえば、あっきーを役で見たのはファーストデートぶりでした、嘘でしょ(嘘かも)。本当に歌うように話す人だなぁ、歌が台詞に寄るというより、台詞が歌に寄る印象があります。あの独特なリズムが心地よくて好きです。この人がスヌーピーになるのかと思うと今から楽しみ…チケットもバッチリ取りました。

 

 

本当にまとまりがないな!1月末まで日生劇場で上演してます。是非。