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1789 -バスティーユの恋人たち- 感想

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2016年どハマリした1789。
今更も今更ですが、CD聞いたらテンションが上がってしまったので、その勢いのまま書いています。これが書きたくてこのブログを立ち上げたようなものです。
回数こそ刀ミュに及びませんが、それでも15回見ました。(14だと思ってたらもう1枚半券が出てきた。)本当はもっと持ってたんですが、いろいろかぶって泣く泣く手放しました。

とにかくロベスピエールがかっこよかったです。恐らくこの記事の8割はロベスピエールの話になると思います。ほんと結婚して欲しい。ダメだ、ロベスピエールは生涯独身だ。で、あの女誰よ。(後述)

でも、サイラモナムールが始まった途端スッと胸の前で手を組んでなにかに祈りを捧げ始めた隣の席の人の方が怖かったです。(誰のファンかは知りません)

 

それにしても、久しぶりに圭吾さんと雄大くんの共演でしたね!レディ・ベスのスペイン組大好きなので、この2人が並んでるだけで意味も無くテンションが上がります。再演決定おめでとうございます!

普段、虚空を見つめて特にお手振りすることもなく去ることの多い雄大くんですが、圭吾さんの隣だと楽しそうで可愛いです。そういえば、カテコ出てきて最初から笑ってた時があって、珍しすぎてびっくりしたのを覚えてます。あれは出トチりかけて笑ってたそうですね、大ちゃんが反対袖から何かして笑わせたのかと思った。

そうそう、今回初めて帝劇の最前列をご用意されました。ち、近い………!!オケピ潰してたので、余計に近かったんだと思います。

 

さて、ストーリーに関係ない話ばかりになってしまっているので、このあたりでちょっとそれらしい話を。

 


『1789 -バスティーユの恋人たち-』プロモーション舞台映像

 

まずこの作品を簡単に説明します(今更)

フランス革命初期(というかきっかけ?)のバスティーユ襲撃の話です。ロナンという田舎の百姓の青年が、税金不払いを理由に父を殺されたことをきっかけにパリに出てきます。そこで、自由と平等を語るロベスピエールたち革命家に出会い、ロナンも革命に身を投じていきます。でも、そこで恋に落ちたのは王太子の養育係のオランプで…という革命派と王党派の立場違いの恋愛ストーリーです。

あらすじ書くの下手すぎてびっくりしました。なんかすごいダサい。詳しくは公式をご覧ください。

 

とにかく1789は、「曲のかっこよさ」「ダンスの派手さ」を楽しむ作品だと思ってます。

トーリーが薄いとまでは言いませんが、「感動!号泣!」みたいな作品ではないです。そういう意味の重厚感を求めるならほかにもっと適した作品があるかな。分かりやすくて派手でテンション上がる感じの作品なので、「帝劇ってなんか敷居が高い…」って人にもオススメです。あんまり舞台見ない人も誘いやすいな~。

まあ、公演始まったらとても評判が良くて、突然チケ難になってしまってなかなか誘えなかったんですがね…中盤からは連日満員御礼札が出てました、リピーター率が高かったんでしょうか。再演あったら友達いっぱい誘おうと思います。

 


ここからは個人的に好きなシーンとかをぽつぽつと

 

パレロワイヤル

めっちゃ好きです。たのしーー!ロミジュリでいうところの世界の王(多分)

上原理生くんの歌が大好きなので、ここくらいしかバーン!ってソロが無いのが悲しいです。今じゃ本気でモナムール。

個人的にシャルロットはさくらちゃんが好きです。たまたまさくらちゃん回が多かったのもあると思うんですが、オクターブのハモリが気持ちいい。さくらちゃんといえば、ロナンとオランプが再会したところで、首をかしげてえへへって笑顔を浮かべてはけていくのが最高に可愛い。おマセさんです。

 

個人的に、徹平ロナンは「ステータスコミュ力全振り、無鉄砲な田舎のヤンキー」、加藤ロナンは「無骨で不器用、純粋な田舎の青年」って印象があります。

娼婦の姉ちゃんがスカートをたくしあげるところのリアクションも、徹平ロナンは「やめろよーww」って感じがして、加藤ロナンはガチ照れでアタフタしてる感じ。

ロナンの歌ってキーが高いのに、徹平くん高いキーを何でもないみたいに歌うんですよ、デスミュは見てなくてミュージカルで歌っているところは初めて見たのでびっくりしました。ロナン2人は陰陽だなーって思います。

加藤和樹くんは陰のオーラというか、セクシーさと切なさみたいな雰囲気…ベスでもすごい思った。なんか脚本に謎の説得力を持たせる空気がある…相手の女性がすごく魅力的に見える演技をされます。好きです。

 

王妃は今夜も朝までギャンブル(※全てを賭けて)

イントロからテンション上がる。そしてこのバリバリ電子音。やっぱり1789はオケより打ち込みが良いです。それに私は帝劇オケの金管を信じていません。

花總さんはなんていうかもう前世はマリー・アントワネットなんじゃないかな…プログラムのソロ写真の表情がすごく好き。花總さんも脚本に説得力持たせる力がすごいですよね、レディベスは花總加藤ペアが好きでした。

そして凰稀かなめさん。第一印象は「え、すごい!女の人じゃん!」でした(失礼)。個人的に男役出身の方ってどうしても違和感があることが多くて…でも凰稀さんはすごく自然で可愛くてびっくりした。

意外だったのが、凰稀マリーの方が弱さが見えるマリーだったこと。見るまでは「元男役だから気高い押しかな~」なんて想像してたんですが、凰稀マリーのほうがフェルゼンに対する依存度が高そうっていうか…周りに翻弄されて生きてきた感じ?花總マリーの方が芯が強くて、フェルゼンとの関係も自分の選択って感じがします。一人で生きていけそう。孤独と孤高みたいな。

私の「マリー・アントワネット」のイメージは花總マリーなんですが、凰稀マリーみたいな人物像に惹かれる部分も大きくておもしろいWキャストでした。

 

それにしても、この曲はどうしてもアルトワ伯に目が行って…後ろの方でくるくる回ってるのとか、後ろ足ぴょこんって上げるのとか、ラマールに行け!って合図するのとか。あと、あの片足重心でするお辞儀が好きです。特に「ボンニュイ、王妃」のあとの、ダンッ!って足鳴らしてからするお辞儀。アルトワほんと見てて楽しい…「スキャンダルを目撃したかもしれないのだ」の舌舐りとか、ルイジョセフが亡くなったあとに王妃が自分の罪を打ち明けようとする度に目が光るのとか…

アルトワといえば「私は神だ」ですが、あの時に着ているマントにだけ金が入っているのが好きです。基本的に、陛下の衣装が白に金、アルトワの衣装が黒に銀ですが、この歌の時だけ黒に金ですよね。王座を狙うところと、私は神だというところと、そういう虎視眈々としたところをあらわしてるみたいですごく好きです。

でもなんで東宝のアルトワ伯はマジシャンになってしまったんでしょう?「オラ~~~ンプ」でどうしても笑ってしまう…笑

 

革命の兄弟

4代目ーーー!デムーランがロナンに突き飛ばされてロベスピエールに抱きつく形になった後、くるっと回されてロベスピエールにポイされるところが好きです。冷たい。さすがは革命家の冷担当ロベスピエール

プログラムの小池先生の発言にあるのですが、革命家はロベスピエールが冷、ダントンが熱、デムーランが暖」だそうです。わかる。
革命に燃えていてもどこか冷めた雰囲気のロベスピエール、豪快で懐が深くて人に好かれるダントン、まっすぐで善人で純粋なデムーラン。
すごく個人の感想なんですが、デムーランが一番夢見がちなお坊ちゃんって印象があります。理想を本気にしてそうというか…印刷所でロナンが怒った時に一番驚いてるし。なんか理想しか見えてなくて無意識に人の神経を逆なでしそう。(※好きです)

ロベスピエールって気付くと遠くを見てるところありますよね、肩叩かれてハッてなるところとか…ほかの2人と既に少し違うところを見ているような感じがして好きです。


誰のために踊らされているのか?

最高。

語彙がなくてお恥ずかしいのですがもうとにかくかっこいい。間奏のところとかまるでモーゼ。私の腐った腸もえぐり出して欲しい。

このシーンだけベスト姿です。これがまた最高。ほっそ!セバスチャンのベスト姿も本当に好きで…私は男性のベスト姿が好きなのかもしれない。

からの、ハッ×3の足の上がり方が綺麗なこと…着地しても上げてる方の足がそんなに大きく下がらない。ああダンサーだ。

ここのシーンはいろいろと肝が冷えました…その後何事もなくて良かったです。土日行けるところ全部とアフタートークの平日みたいな入り方をしてたので、この件もセリの件も実際には見てないんです。状況が分からなくて胃痛で倒れそうだった。

それにしても東宝さんは何故ここのBGMをCDに収録してくれなかったんでしょう?銃撃戦は入ってるのに…


イケメンが虐げられるシーン

バスティーユの拷問と、国王陛下の名の元にの踏み付け…どっちもペイロール。ペイロールに踏まれるのを誰にするか稽古場で決めた時のエピソードが好きです。「じゃあ雄大」ってやつ。

でもこれがロベスピエールだったことで、(こちらが勝手に深読みする)解釈が広がったと思います。ハッと目が合ってからロベスピエールが逃げるような動きがあって、あの絶対的な強者を前にした時の恐怖みたいなものが、ロベスピエールのその後の恐怖政治に繋がるんじゃないかみたいな…オタクはそういう深読みが大好きです。

 

ペイロールといえば、「いとわない、覚悟しろ」で、1歩、1歩、って足を運ぶのがかっこよくて好きです。あと、1幕終わりに可動床を兵を連れて横一列で行進してくるやつ。歩いてるだけで威圧感がすごい。

実は私、岡さん初見だったんです。なんでだろうって思ったら、私ほぼほぼ小池先生の作品しか見てないんですよね。岡さんが小池先生の作品に出るのは23年ぶり?とかだそうで。雄大くんをきっかけに東宝に来た人間なので、当然といえば当然ですかね。もうとにかく岡さんの歌が最高すぎて帝劇の物販でベストオブミュージカルのCDを買って帰りました。今からロミジュリで娘よが聴けるのが楽しみで仕方ないです。


文楽三部会(命名:陛下)

マリオネット!!!!!

東宝版になって一番びっくりしたところです、演出がガラッと変わりました。

宝塚のDVDを見すぎて三身分の人数が違うのにしばらく慣れませんでした、なんで変わったんだろう?第三身分は平民たちで621人~♪

そしてこのロベスピエールの人形っぷり。黒執事のインタビューとかでよく「悪魔っぽいって言われる」って言ってる雄大くんですが、私はどっちかというと「同じ人間とは思えない」って思ってます。なんか、霞とか食べて生きてそう。いや、ステーキか。誘われて来たのにステーキ奢ってくれる和樹くんのエピソードがイケメンすぎた。

容姿もなんですが、マリオネットの動きがすごい。ラマールの手が離れた後の絶妙に余韻を感じさせる揺れ方で体の使い方がすごい。
個人的に「一番の味方」の時にお辞儀させられるのが好きです。あと「特権階級」のバタバタアルトワ。アルトワ伯びよんびよん動くからバネでも入ってるのかと思った。

そういえばいきなりミラボーがいてびっくりしました、宝塚のマラーがいなくなって東宝ミラボーなんですね。誰だよって思ってたら劇中でも誰だよ!って言われてて思わず笑った。


サイラモナムールのインスタント彼女問題

誰だよエピソードその2

インスタント彼女、レンタル彼女、その他いろいろな通り名で世間を騒がせたロベスピエールの彼女。

マジで「誰だよ?!」って思いました。帰ってから宝塚のDVDを見直したら確かにいるにはいた。でもこう、宝塚の粋な計らい的なものかと思ってた。(仏版はうちのPCで再生出来なくてそのまま眠ってるので知りません。見たいのに…なんで見れないんだろ…リージョン2…)

まあ生涯独身だって彼女くらいいてもいいよね…それにしても唐突でびっくりした。でも、曲が終わって拍手したらみんなキスし始めるのはちょっとタイミング考えてよみたいな気持ちになります。

もしかしたらどこかに伏線があったのかもしれないと思ってしばらく彼女を観察した時期があったのですが、サイラモナムールより前に(しいていえば)関わってるかなってところは、ソレーヌのパン屋襲撃が終わって舞台後方に向かって横一列で歩くところが隣なくらいでした。何この漫画で同じコマにいたから付き合ってるレベルのあれ

個人的には、どこもかしこもカップルなのにロベスピエールだけ独りの方がおいしかったなって思いますけどね。いいじゃない、革命が恋人。

 

ロベスピエールと彼女ですが、距離感が完全にほかのカップルと違います。

移動する時はしょっちゅう置き去り、チラッと目をやるけど基本的に虚空を見つめてる。彼女も彼女で、触れるのに躊躇いを覚えてるような間がある場面がチラホラ。これから崇高な理想を追い求めるのに、愛する人の存在は枷になるとか思ってそう。(私がそういうのが好きなだけ)

でも、サイラモナムールか始まる前に作戦会議してるところ、公演期間途中から彼女を迎えに行くようになったんですよね。私の記憶違いだったらあれなんですが、最初の頃にこのシーンで「誰よその女?!」って思った記憶がないので、多分初期は迎えに行ってなかったと思います。進歩だ!唐突感がなくなったかと言ったらそんなことはないけど!


ロベスピエールがひとり踊り出すところ

肌に刻み込まれたものの「流してきた血と」のところとか、銃撃戦BGMの最初の方のパパパパパパパーンって金管鳴り始めたところとか、武器を持てのサビの入りとか…

私はとにかく踊ってる雄大くんが大好きなんですが、更にこういうちょっとひとり違うとか先頭で踊るとかそういうの最高にテンション上がります。エリザベート独立運動でルドルフを先頭にして踊り出すところなんかもめちゃくちゃ好き。

アンサンブルが踊れる&動ける人ばっかりっていうのは聞いていたので、きっと雄大くんのことも踊らせてくれるだろうなってほんと楽しみにしてたんですよね、期待通り!


人権宣言

これについて語らないでは終われない、でもうまく言葉にできない、毎回違った印象を受けるシーンでした。

ロナンの死から続くこのシーン、第一声はロベスピエールが発します。熱に浮かされたような、なんとも言えない表情…みんな沈んだ顔なのにひとり目に炎が見えるような。ロナンの死はロベスピエールの中で何かしらのきっかけになったんじゃないかって感じがします。やっぱり深読みが捗る…それを表現できる語彙力が無いのが悲しい。

人権宣言が終わって悲しみの報いが始まると、さっきまで燃えていた目から光が消えます。ほんとに虚。この表情の変化が怖いったら…ロナンはロベスピエールの何を変えてしまったんだ…

 

 

読み返したらほんとにロベスピエールばっかりでした…今日は絶対ロベスピエール見ないぞ!!と思って行くんですが、気付くと見てるんですよね…恐ろしい吸引力。

でも後半は気付くとペイロールを見てることが増えました。私は衣装にファスナーがいっぱいある人が好きなのか?そういえば悲しみの報いのパートも同じですね。でもなんか、ペイロールとロベスピエールはちょっと似てる感じがします。顔も。雄大くんが若い時の岡さんに似てるって言われたってエピソードもありましたね。


そういえば、某王子様出身が4人もいるのもすごいですよね。帝劇にプリンシパルとして同時に4人立つのは初めてじゃないでしょうか。
4代目厨としては、雄大くんと大ちゃんの並びはもう懐かしくて懐かしくて…温泉旅行した時のグッカムとかまだあるよ…。この2人が揃うからと見に来てくれた友達もいました。ロミジュリもよろしくね!

今度はロミジュリが王子様大集合ですね、矢崎くんとかはちょいちょい見てますが、久しぶりな人も多いので今から楽しみです。


東宝さん、空前絶後のご熱望を叩きつけるので、再演+映像化を何卒よろしくお願い致します。